国民年金の納付状況は融資の審査に影響する?
「年金を払っていないのですが、融資の審査に影響しますか?」というお問い合わせは少なくありません。日本政策金融公庫から開業資金の融資を受ける場合に、国民年金を納付していないと審査に影響するのでしょうか。
今回は、国民年金のほか健康保険の納付状況が融資の審査に影響するのか解説します。
国民年金の納付状況は?
お勤め先の社会保険に加入している場合には自分で国民年金を納付する必要はありませんが、それ以外の期間については納付書や口座振替、クレジットカードで自分で納付する必要があります。
2019年6月8日現在、日本政策金融公庫の融資では、国民年金の納付状況についてはチェックされていません。ただし今後は方針が変わる可能性もありますので注意しましょう。
☛☛☛「日本政策金融公庫の融資で必要な書類」について詳しくはこちら
健康保険の納付状況は?
日本政策金融公庫の融資では、国民健康保険についても年金と同様に納付状況についてはチェックされていませんが、こちらも方針が変わる可能性もありますので注意してください。
ただし、国民健康保険税を滞納したことで、自宅などの不動産を自治体が差押えることもありますので、注意してください。
☛☛☛「税金の未納や滞納に注意すべき理由」について詳しくはこちら
また、国民健康保険の納付状況は、民間の金融機関から開業資金の融資を受ける場合に影響を与えることがあります。大半の自治体では税金として保険料を徴収していますので、未納や滞納があると融資が受けられない可能性が高くなります。
まとめ
☛ 国民年金の納付状況は融資の審査に影響しない
☛ 健康保険の納付状況は民間金融機関では影響する可能性が高い
日本政策金融公庫の融資では、国民年金や健康保険の納付状況は現状では審査に影響しませんが、今後は提出書類が変更になる可能性もありますので注意しましょう。
また、民間の金融機関から開業資金の融資を受ける場合には、健康保険の納付状況をチェックされる可能性が高いのでこちらも注意してください。
行政書士門間拓也事務所では、日本政策金融公庫から開業資金の融資を受けたいとお考えの方の創業融資をサポートしています。ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。