日本政策金融公庫 平成31年3月期決算

日本政策金融公庫の平成31年3月期決算がリリースされました。

「日本政策金融公庫の平成31年3月期決算について」

日本政策金融公庫

平成30年度(2018年4月1日〜2019年3月31日)の創業融資実績は、27,979先(前年度比 100%)1,857億円(同 97%)でした。創業者1社当たりの平均融資額は663万円です。

創業者1社当たりの平均融資額は、平成26年度(2014年4月1日〜2015年3月31日)の851万円をピークに4期連続で減少しています。

【創業融資1社当たり平均融資額】

 H15年度  703万円

 H16年度  722万円

 H17年度  684万円

 H18年度  614万円

 H19年度  588万円

 H20年度  579万円

 H21年度  563万円

 H22年度  605万円

 H23年度  614万円

 H24年度  684万円

 H25年度  798万円

 H26年度  851万円

 H27年度  727万円

 H28年度  723万円

 H29年度  679万円

 H30年度  663万円

日本政策金融公庫ニュースリリースより当サイト管理者が平均融資額を計算

平成30年度、国民生活事業は100億円の赤字だったことから、今後、審査が厳しくなることも予想されます。

ただし、日本政策金融公庫と民間の金融機関による協調融資の実績は増加しています。

☛☛☛「協調融資」について詳しくはこちら

平成31年3月末時点で266機関と366の協調融資商品を創設し、平成30年度の協調融資実績は30,768件(前年度比133%)1兆2,929億円(同172%)となりました。

平成31年3月期決算及び平成30年度の主な取組み事項

日本政策金融公庫

協調融資の実績は増加していることを考慮すると、そのすべてが創業者向けの融資ではないにせよ、起業家には創業直後、場合によっては創業前から民間の金融機関と上手にお付き合いしていくことが求められます。

実際に私が創業融資のサポートをさせていただいている中で、日本政策金融公庫の融資担当の方が起業家に地元の金融機関を紹介するという動きはここ最近よく見られる光景です。

起業家としては協調融資であれば融資額が増える可能性があります。日本政策金融公庫と民間の金融機関としては貸し倒れのリスクを分散して、なおかつ実績を上げることができます。協調融資は3者がWin-Win-Winの関係になれるため、今後さらに加速していくかもしれません。

行政書士門間拓也事務所では、日本政策金融公庫から開業資金の融資を受けたいとお考えの方の創業融資をサポートしています。ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。