日本政策金融公庫の女性、若者／シニア起業家支援資金とは？
日本政策金融公庫には、女性や若者、シニア世代の起業家に適用される融資制度があります。年齢や性別に関係なく誰にでも起業家になれるチャンスがあります。
今回は、「女性、若者／シニア起業家支援資金」について解説します。
女性、若者／シニア起業家支援資金の要件
女性または35歳未満か55歳以上の方であって、新たに事業を始める方または事業開始後おおむね７年以内の方が利用できます。
日本政策金融公庫ＨＰ
技術・ノウハウ等に新規性がみられる方や、地方創生推進交付金を活用した起業支援金、移住支援金の交付決定を受けて新たに事業を始める方は、特別な利率が適用されてさらに金利を低く抑えることができます。
融資限度額は7,200万円で、そのうち運転資金は4,800万円までですが、はじめての開業の場合で実際に融資を受けられる金額は、自己資金の２倍から多くても５倍程度までが目安です。
返済期間は、設備資金は20年以内、運転資金は７年以内で、据置期間は設備資金・運転資金ともに２年以内です。
年齢要件の注意点
「35歳未満」の年齢要件については、融資を申込む時の年齢が35歳以上であっても、事業を開始した時の年齢が35歳未満であれば該当します。
また、「55歳以上」の年齢要件については、融資を申込む時の年齢が55歳以上であっても、事業を開始した時の年齢が55歳未満であれば基本的に該当しません。
事業を開始した時の年齢が基準になっています。
まとめ
☛ 女性、35歳未満、55歳以上の起業は金利が優遇される
☛ 年齢は事業を開始した時が基準
「女性、若者/シニア起業家支援資金」は特別な利率が適用されるため、日本政策金融公庫のほかの融資制度と比較しても低金利です。融資を受ける際には、ほかの融資制度と同様に審査がありますが、起業を考えた時に利用を検討したい融資制度です。
行政書士門間拓也事務所では、日本政策金融公庫から開業資金の融資を受けたいとお考えの方の創業融資をサポートしています。ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
