金融機関選びで確認すべき数字とは?

これからおつきあいしていく金融機関を選ぶときには確認しておくべき数字があります。

今回は、金融機関選びで確認すべき数字について解説します。新しく取引を開始する金融機関を選ぶ際の、判断材料の1つにしていただければと思います。

確認ポイント①「預貸率」

まずは金融庁のホームページからお近くの金融機関をさがしてみましょう。

金融庁HP

「都道府県別の金融機関情報一覧」

預貸率(よたいりつ)とは、預金残高に対する貸出残高の比率です。お近くの金融機関の預貸率を比較してみてください。

預貸率の求め方

預貸率 = 貸出金 ÷ 預金

預かっている預金をどのくらい融資に還元しているかを表しています。一般的には、預貸率が高ければ資金需要に応えていることを表し、低ければ融資に消極的であるとも読めます。

確認ポイント②「自己資本比率」

自己資本比率は、総資本に対する自己資本の比率を表したものです。

10%以上を目安にして金融機関をさがしてみてください。

確認ポイント③「不良債権比率」

不良債権比率は、貸出金に対する不良債権の比率を表したものです。

5%以内を目安にしておくと良いでしょう。

まとめ

☛ 「預貸率」で融資への積極性を確認

☛ 「自己資本比率」「不良債権比率」で経営の安定性を確認

地域銀行と信用金庫については「中小企業等向け貸出残高・貸出先件数」についても確認することができます。

あくまでも平均値にはなりますが、取引を検討している金融機関が1社あたりに対してどのくらいの金額を融資しているか計算してみるのも良いでしょう。