創業期の起業家の悩みランキング

事業を始めるときには、様々な悩みを抱えながら試行錯誤を繰り返していくものです。

今回は、創業期の起業家が抱える課題についてランキング形式で解説します。

そもそも創業期とは?

企業のライフサイクルには大きく分けて以下の4つがあります。

創業期:創業したばかりで商品・サービスの認知度が低い

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成長期:認知度が高まり、新規事業の展開や事業の拡大

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成熟期:事業の成長が一段落、または下降を始める

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衰退期:事業による収益が低下、事業撤退か改革か選択

☛☛☛「企業のライフサイクル」について詳しくはこちら

「創業期」は、幼年期や開始期という呼び方をする場合もあります。

起業家の悩みとは?

2017年度版の「中小企業白書」の中から、起業家が抱える「創業期の課題」を抜粋しました。

中小企業庁HP「中小企業白書」

1位:資金調達

資金調達の課題は創業期だけに限ったことではありあせんが、特に、創業期の資金調達方法はある程度限られており、十分な資金調達ができなかったために商品やサービスが売れるようになる前に撤退を余儀なくされる場合もあります。

☛☛☛「創業期の資金調達方法」について詳しくはこちら

2位:家族の理解・協力

これまで企業にお勤めの方であれば、起業すると安定した収入の確保が難しくなるリスクがあるために、家族の理解や協力が得られないケースもあります。

3位:事業や経営に必要な知識・ノウハウの習得

税務、財務、法務、IT、人材育成、販路開拓など、経営全般の知識やノウハウを習得するために、公的機関による起業・経営相談やセミナーを利用したり、ネット検索などで情報を集める場合が多いです。

4位:質の高い人材の確保

起業家の右腕的な人材、営業や販売ができる人材、財務や会計に長けた人材を必要としている起業家が多く、創業期は家族や親族、友人や知人を採用する場合のほか、ハローワークなどの利用や、前職の関係者を採用するケースもあります。

5位:販路開拓・マーケティング

新規顧客へのアプローチ、市場や顧客のニーズの把握、自社の強みの見極めという課題に対して、紹介案件の発掘や企業・商品やサービスの広報活動に取り組むことがあります。

6位:自社の宣伝・PR

企業がスタートしたばかりである創業期は、企業・商品やサービスの知名度が低く、いかにして自社をPRしていくのか課題を抱えている起業家が多いです。

7位:量的な労働力の確保

1人でできることには限界があるため、上記4位の場合と同様に、身近な人を採用したりハローワークなどを利用して採用するケースがあります。

まとめ

☛ 資金調達・人材確保・販路開拓の悩みは多い

創業期の起業家は様々な悩みを抱えています。特に資金調達に関する悩みは多く、金融機関から思うように融資が受けられなかったケースがとても多いです。

事業を開始した後、十分な資金調達ができないまま、売上が安定するまでに資金が底をついてしまうことだけは避けなくてはなりません。

行政書士門間拓也事務所では、日本政策金融公庫から開業資金の融資を受けたいとお考えの方の創業融資をサポートしています。ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。