融資金額が増える協調融資とは?

開業資金の融資を受けたい場合に、1つの金融機関だけではなく2つの金融機関から融資を受けることで借りられる金額が大きくなる場合があります。

今回は、複数の金融機関から同時に融資を受ける「協調融資」について解説します。

協調融資とは?

協調融資(きょうちょうゆうし)とは複数の金融機関から融資を受けることです。

1つの金融機関だけでは対応してもらえない金額の融資でも、複数の金融機関が協調して対応することで希望する金額の融資を受けられることがあります。

金融機関としては「ほかの金融機関が貸すならウチも貸しますよ」ということができれば、お互いにリスクを抑えることができるので貸しやすくなるという構図です。

協調融資のメリット

協調融資のメリットは「借入額を増やすことができること」です。

例えば、日本政策金融公庫だけでは希望する金額の融資を受けられないが、民間の金融機関との協調融資であれば合わせて希望額満額の融資を受けられるという様なケースです。

最近では、日本政策金融公庫が民間の金融機関を紹介したり、逆に民間の金融機関が日本政策金融公庫を紹介するケースも増えています。

協調融資のデメリット

協調融資のデメリットは「融資の審査に時間がかかること」です。

開業資金の融資を申込む場合、日本政策金融公庫では入金までに1ヵ月から1ヵ月半、民間の金融機関では2ヵ月から長くて3ヵ月程度かかります。

協調融資を利用する場合には、日本政策金融公庫は民間の金融機関の審査を待ちます。その審査の結果が出てから融資を実行しますので、どうしても時間がかかります。

まとめ

☛ 「協調融資」で借入額を増やせる可能性

☛ 協調融資の審査には時間がかかる

1つの金融機関だけでは希望額満額の融資を受けることが難しそうな場合には、協調融資という選択肢もあります。

創業者向けの融資に積極的な民間の金融機関を把握しておくことも大切です。

☛☛☛「創業者向けの融資に積極的な金融機関」について詳しくはこちら

融資にはもちろん審査がありますが、多少時間がかかっても借入額を増やしたい方はぜひご検討いただければと思います。

行政書士門間拓也事務所では、日本政策金融公庫から開業資金の融資を受けたいとお考えの方の創業融資をサポートしています。ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。