副業でも日本政策金融公庫から融資は受けられるのか?

最近はサラリーマンとして会社勤めをしながら週末起業される方や、コインランドリーなどを経営される方も増えてきました。本業とは別で副業を始める場合に、日本政策金融公庫から融資を受けることはできるのでしょうか。

今回は、副業でも日本政策金融公庫から融資は受けられるのか、解説します。

副業でも融資は受けられる場合がある

結論から申し上げますと、副業でも融資を受けられるケースはあります。

ただし、通常の開業資金の融資の場合と同様に、「自己資金」「事業の経験」「信用情報」「売上の根拠」が審査されます。特に「売上の根拠」については創業計画書で明確に提示する必要があります。

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また、投資目的の資金には融資してくれませんのでご注意ください。

投資目的の資金とは?

投資目的の資金とは、株式や債券、FXなどの投資に使う資金のことです。日本政策金融公庫は事業資金には融資しますが、投資資金には融資しません。

副業で融資を受けられたケース

ここで1つ、副業で事業を始める方が日本政策金融公庫から融資を受けた事例をご紹介します。

普段は飲食店のマネージャーとして働きながら、空いた時間にご家族の協力も得ながらコインランドリーの経営をしたいという方がいらっしゃいました。

その方は、以前からコインランドリーの経営に関心が高く、洗濯機や乾燥機の見本市には何度も足を運び、出店エリアを想定した地道な市場調査と物件探しを続けていました。

ようやく良い空き物件が見つかった時には、自己資金も十分な額を準備されており、あらためて物件周辺の競合店の調査と開業する店舗の売上見込を計算、創業計画書をブラッシュアップして面談に臨み、希望額満額の融資を受けることができました。

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まとめ

☛ 副業でも融資を受けられる可能性がある

☛ 投資目的の資金は貸してもらえない

☛ 売上の根拠を創業計画書で示すことが重要

副業でも日本政策金融公庫から融資を受けられるケースはあります。副業を推進する日本では、副業を始める方に対する融資がさらに増えるかもしれません。

今後、副業で事業を始める予定があれば、融資を受ける準備も今から進めていくと良いでしょう。

行政書士門間拓也事務所では、日本政策金融公庫から開業資金の融資を受けたいとお考えの方の創業融資をサポートしています。ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。