日本政策金融公庫 2019年上半期 民間金融機関との協調融資実績
2019年11月21日付の日本政策金融公庫ニュースリリースには、2019年度上半期の日本公庫の民間金融機関との協調融資実績が掲載されていました。
「協調融資」とは、1つの企業が複数の金融機関から融資を受けることです。
日本公庫の民間金融機関との協調融資実績
~2019年度上半期は3期連続で1万件超え~
日本政策金融公庫(略称:日本公庫)は、民間金融機関の補完を旨とし、創業や事業再生、農林漁業などの成長戦略分野を中心に協調融資を行っています。
2019 年度上半期の協調融資実績は14,172 件(前年同月比90%)、5,801 億円(同102%)と、大きく実績が伸長した2018 年度上半期に比べると件数は下回りましたが、3期連続で1万件超えの実績となりました(2017年度上半期比較では127%)。
日本政策金融公庫HP
ニュースリリース
上記からも読み取れるように、日本公庫による「民間金融機関の補完」の実施が、近年は特に主流になっているように感じます。
私が実際に創業融資のサポートをさせていただく際にも、日本公庫から民間金融機関を紹介されたり、民間金融機関から日本公庫を紹介されるケースは多くなっています。
特に、創業時等に融資を希望する金額が比較的大きい場合(1,000万円を超える場合等)には、「日本公庫から1,000万円+足りない分は民間金融機関から(またはその逆に、民間金融機関から○○万円+足りない分は日本公庫から)」といった具合に、複数の金融機関が「協調」して「融資」の審査を行うことがよくあります。今後もこの流れが続き、また、さらに強まることが想定されます。
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行政書士門間拓也事務所では、日本政策金融公庫から開業資金の融資を受けたいとお考えの方の創業融資をサポートしています。ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。