資金繰り管理はなぜ重要?

「黒字倒産」という言葉をご存知でしょうか。

企業は利益が出ていても倒産することがあります。損益では黒字でも潰れてしまうことがあるです。

極端な話ですが・・・

「5,000万円使って1億円を売り上げた!でも入金は50年後!!」だったらどうでしょうか。あくまで極端な話ですが・・・

逆に、毎年赤字続きでも潰れない企業はたくさんあります。それは「資金繰り」が回っているからです。

企業が存続できるのは「資金繰り」が回っているから

企業が存続するかしないかを分けるのは、赤字か黒字かではなく資金繰りが回っているかどうかです。

損益が赤字でも、資金調達ができていて資金繰りが回っている間は潰れることはありません。

企業が倒産する理由

企業が倒産する理由は「販売不振」「長期的な業績悪化」「自己資本が少ない」「経営能力不足」「取引先の倒産の影響」など様々ですが

すべてに共通しているのは最終的に「資金繰り」が回らなくなったことです。

中小企業の経営者は、売上を上げるために日々努力しています。取引先の拡大、外部の人脈作り、業務提携などの売上向上策を常に考えています。

それ以外にも自社の組織構築、人材育成、長期的な事業戦略の策定など、やるべきことが山のようにあります。

経営者の頭の中が資金繰りのことで一杯になってしまうと、やるべきはずのことができなくなり、さらに資金繰りが悪化するというケースも少なくありません。

資金繰りの管理は企業の生命線

ほとんどの経営者は、自分の事業が赤字なのか黒字なのかは把握しています。しかし、今後の資金繰りを把握している経営者はあまり多くありません。

また、資金繰りを把握できていない経営者は、融資を受けたいと申込んだ金融機関に対して悪い印象を与えてしまうことがあります。

特に運転資金の融資を受ける場合には、資金繰りを把握していないと話が前に進まないからです。

金融機関と対等に取引をしていくためにも、自分が経営している事業の資金繰りを把握しておくことはとても重要なことです。

まとめ

☛ 企業は資金繰りが回らなくなると倒産する

☛ 資金繰りを管理できない経営者は金融機関から嫌われる

☛ 資金繰りを管理すれば早めに対策できる

前もって資金繰りを管理しておくことができれば、資金が底をついてしまう時期を事前に把握して早めに対応策を練ることができます。

もちろん損益も大切ですが資金繰りの管理にも取り組まれてみてはいかがでしょうか。

☛☛☛「資金繰りの管理に必要な運転資金の種類」について詳しくはこちら

☛☛☛「資金繰りを改善する7つの方法」について詳しくはこちら