創業者向けの融資に積極的な金融機関とは?
【新着】☛☛☛2019年度上半期「信用保証協会別の創業保証件数ランキング」はこちらをご覧ください
日本政策金融公庫が、創業者向けの融資に積極的な金融機関であることをご存知の方も多いと思います。
では、日本政策金融公庫ではなく、民間の金融機関から開業資金の融資を受けたい場合には、その金融機関が創業者向けの融資に積極的かどうか、どうしたら見極めることができるでしょうか。
今回は、創業者向けの融資に積極的な金融機関の確認方法について解説します。
民間の金融機関から開業資金を借りるには?
民間の金融機関から開業資金の融資を受けるには、信用保証協会の「保証」を受けることが一般的です。
信用保証協会が保証人の役割を果たしてくれるため、民間の金融機関としては実績が無い(少ない)創業者に対してお金を貸しやすくなります。
その際に利用されるのが、信用保証協会の「創業等関連保証」か「創業関連保証」です。
創業を支援する保証制度
「創業等関連保証」
対象:中小企業等経営強化法に基づく創業者、新規中小企業者
保証限度額:1,500万円
「創業関連保証」
対象:産業競争力強化法に基づく創業者
保証限度額:2,000万円
上記2つの保証制度の実績が多いかどうかを調べれば、その金融機関が創業者向けの融資に積極的であるかどうか、把握することができます。
金融機関の保証実績を調べる方法
中小企業庁のホームページには、「信用保証協会別」「金融機関別」の保証実績を公表しているページがあります。
中小企業庁HP 「保証実績の公表」
「創業」の保証承諾件数と金額に注目してみると、どの金融機関が創業者向けの「創業等関連保証」や「創業関連保証」の実績が多いのかが分かります。
2018年度上半期(2018年4月〜2018年9月)の「創業」保証の件数は全国で13,288件、金額は695億円でした。1件当たりの平均額は523万円です。
ー追記ー
2018年度(2018年4月〜2019年3月)の「創業」保証の件数は全国で25,778件、金額は1,342億円でした。1件当たりの平均額は520万円です。
ー追記ー
2019年度上半期(2019年4月〜2019年9月)の創業保証の件数は全国で13,717件、金額は706億9,300万円でした。1件当たりの平均額は515万円です。
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まとめ
☛ 民間の金融機関から開業資金を借りるには信用保証協会の「保証」が必要
☛ 「創業等関連保証」「創業関連保証」の件数を調べれば金融機関の積極性が分かる
創業者向けの融資に積極的かどうかは、必ずしも金融機関の規模に比例しているとは限りません。
もちろん規模が大きい金融機関は創業者向けの融資取扱実績が多くなるという傾向はありますが、規模が小さい地域密着型の金融機関の中には、積極的に創業者の支援に取り組んでいる銀行、信用金庫、信用組合もあります。
また、各自治体(都道府県・市区町村)の制度融資の利用を検討してみるのも良いと思います。
自治体の制度融資とは、中小企業の経営や成長を支援するために、都道府県や市区町村が信用保証協会・民間の金融機関と連携しておこなう融資制度です。
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行政書士門間拓也事務所では、金融機関から開業資金の融資を受けたいとお考えの方の創業融資をサポートしています。ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。